大きさは4×3センチくらいで厚さ1.5センチくらいです。
なんのにおいもしません。そこで中を割ってみると・・・
思わずギャーッって言いたかったくらい虫でいっぱいです。
一緒にこんな白い粉も入っていました。
これは実ではなかったんです。
ヌルデにできた虫こぶで、ヌルデミミフシと呼ばれます。
ヌルデシロアブラムシがこの虫こぶをつくったんですよ。
これを乾燥したものは五倍子(ゴバイシ)と呼ばれ、
タンニンが多く含まれるために
薬用や染色用として役に立つそうです!
その昔は「お歯黒」の原料となりました。
染料として使ったとき、五倍子で染めた色は
空五倍子色(うつぶしいろ)とよばれるそうです。
黒い色ですよ。