2021年12月28日火曜日

冬の森

今朝は冷え込みました。

間伐した木の上に落ちた雫でしょうか?

ぽってりとした氷になってます

 

市内の小学5年生が

自然学校代替えプログラムとして実施した森林整備体験で、 

常緑樹の除伐を行ってくれました。

冬の優しい陽射しが注ぐ明るい森に変わりました。


湿原も都市型里山ボランティアさんとスタッフで除草を行い

きれいに下草まで日光が当たるようになりました。


気持ちよく新年を迎えられそうです。




年末年始のお知らせ

 


学習館にご来館のみなさま、ブログをご覧のみなさま


🐄今年もありがとうございました。🐄


🐯来年もたくさんの素敵な出会いがありますように。🐯



🌸お知らせ🌸


甲山キャンプ場・社家郷山キャンプ場


甲山自然学習館は


2021年12月29日(水)から 2022年1月3日(月)まで

休場いたします。新年は1月4日(火)からの開場となります。




2021年12月17日金曜日

雨上がりの風景

 

雨上がりの朝、空気は澄んでいましたが、


雲が多く生駒山系は見えませんでした(自然の家から東側の風景)。




少し歩いてみると、意外に派手やかな天然色に彩られていてびっくり!





林道に出ますと





コナラなどの落ち葉でびっしり!


サクサクという足音が耳に心地よいです。










ミノムシやナメクジなどの生き物たちが


それぞれの冬づくろいをしています。


建物の屋根に目を向けますと






ところどころ、コケがはがされているようです。


鳥が巣の材料集めのため、つついたのかもしれません。






寒風に揺れる可憐なノジギク。


明日は雪もようになるのかと不安な気持ちになる今日の天気ですが、


きれいな花をみると気持ちもほっこり!


2021年12月10日金曜日

森の手入れ


 先日、伐採作業を行いました。

キャンプ場利用者や林道を散策される市民の方の安全のために

傷んだ木を伐採しました。

傷んだ木はそのままにしておくと、倒木や枝落ちの危険があります。




高い木を伐採した後は、林道も明るくなりました。




枝落ちした木の切株を見てみますと、やはり傷んでいます。

色が濃いところは、カシノナガキクイムシが入ったことにより

影響を受けた跡だと思われます。

こうした弱った大木の伐採作業は大変ですが、

利用者の安全を守るためには欠かせません。


🌳 🌳 🌳 🌳 🌳


冬枯れた景色の中で、あざやかな赤い実を発見!





サネカズラの実です。

古くはツルの粘液を男性の整髪料として使ったことから、

ビナンカズラ(美男葛)とも言われます。





こちらもあざやかなハゼノキ。

櫨紅葉(はぜもみじ)という言葉は秋の季語になっています。




甲山自然の家から見た奈良方面の紅葉風景です。

手前は伐採した樹木の玉切りした後のようすです。

これから乾燥させて薪材として利用します。




2021年12月9日木曜日

シラヤマギクの根生葉

先日の自然調査活動で、シラヤマギクの根生葉が発見されました。


~シラヤマギクの花~
シラヤマギクの特徴は茎の上部で細かく枝分かれし、先端に花をつけます。
花期は8月から9月で花の直径は約2㎝です。


~シラヤマギクの葉~
シラヤマギクは、茎の下の方につく大きな心臓のような形の葉が
トレンドマークです。


~シラヤマギクの根生葉~
シラヤマギクの根生葉は葉身の形が心形で、先がとがり鋸歯があります。
根生葉は、植物の葉の形態の一種です。植物の茎が極端に短く根または地下茎から直接生えてるように見えることから根生葉と呼ばれています。
別名で根出葉、根葉と呼ばれることもあります。

参考文献:野草の名前 山溪名前図鑑 秋冬/山と渓谷社/高橋勝雄

2021年12月6日月曜日

自然調査活動


本日朝9時の時点で、甲山の気温は9度でしたが調査中は太陽が出ており暖かかったです。


季節は冬になり植物は春の準備中…。


~冬越し中の昆虫紹介~

~ゴマダラチョウの幼虫~
落ち葉の中で幼虫のまま冬を越します


~ベニシジミ~
12月になりましたが、元気な姿を見ることができました

~オオカマキリの卵鞘(らんしょう)~
1つの卵鞘の中には約200個ほどの小さな卵が詰まっています


~開花を確認できた種~


~ヤクシソウ~
この時期には珍しく開花を確認できました

~ベニバナボロギク(帰化植物)~
帰化植物とは、外国から入ってきて
日本の環境に適応し
野生化した植物のことです

~アイノコセンダングサ~
コシロノセンダングサとコセンダングサの雑種



昆虫、植物など冬越しする生きものは、様々な姿や方法で厳しい冬を
乗り越えています。
ぜひ皆様も甲山にお越しいただき、冬越しする生きものを
探してみてはいかがでしょうか。










2021年11月20日土曜日

自然調査活動再開しました

 例年甲山自然環境センターでは、都市型里地里山ボランティアの皆様と湿原などの

調査活動を実施しております。


この間、コロナの影響で調査活動を実施できていませんでしたが、先日調査活動が

再開出来ましたので、調査で確認できた植物などをご覧下さい。

今年度初の調査活動。
湿原は秋の装いに。。。

      
~リンドウ~
              


~ワレモコウ~
        

~ウメバチソウ~
        
ウメバチソウが群生しています
~センブリ~
~スイラン~

湿原では色とりどりの開花している種を確認することができました。

植物の他、昆虫はバッタやトンボ・キタキチョウなどを観察することができました。また、
今回の調査で「マツヘリカメムシ」という外来種のカメムシを確認しました。
このカメムシは松の新芽などを食害してしまいます。

そして調査後にバッタを捕食するオオカマキリを発見しました。

人間に捕まってもお構いなしに食事を続けるオオカマキリ



2021年11月14日日曜日

注意! マダニ!

暦では冬になりましたが、甲山を散策を楽しまれている方々が増えています。


先日、市民の方がとあるもの採取したと窓口に来られました。


散策中にイノシシからポロっと丸いもの落ちたので木の実か

と思って見てみると、、、


「マダニ」だったとのことです。

体長約2.5㎝


マダニに嚙まれると「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」など、感染症を引き起こす恐れがあります。藪や草原などにいますので、散策する際は肌の露出をできるだけ控えてください。また、マダニ予防として「マダニ予防スプレー」などの製品も販売されていますので、
マダニ対策を講じて散策をお楽しみください。

万一、マダニに噛まれたらすぐに病院に行きましょう。


2021年11月5日金曜日

 今日の甲山かいわい

このところ昼間は暖かい日が続いているので

秋の深まりはあまり感じられないようです。


アシは穂を付けセイタカアワダチソウは花を咲かせています。


仁川広河原~なかよし池


ツタはきれいな紅に変わってきています。



そろそろ冬眠の準備でしょうか?


ヒキガエルのなかま

切り株の穴に出来たコケのベッドから顔を出しました。





アキノキリンソウ

まだリンドウもみられます。


甲山近辺は夏の終わりと秋が混在している状況ですね。

2021年11月1日月曜日

施設の利用制限の緩和ついて

 

施設の利用制限の緩和ついて
(お知らせ)

令和3年 10月29日更新分


甲山・社家郷山キャンプ場の利用について、令和3年12月1日より
市外在住者及び、団体・グループでの利用を再開します。
但し、社家郷山キャンプ場では家族及び、小グループ(6名程度)での
ご利用となります。
施設を利用される際には、マスクの着用など、引き続き新型コロナウイルスの
感染拡大防止にご協力ください。


〇対象施設
甲山キャンプ場及び社家郷山キャンプ場
(自然の家は引き続き休館しています。)


〇予約対象となる利用日について
令和3年12月1日から令和4年3月31日の利用分まで


〇予約開始日について
令和3年11月1日から

〇新型コロナウイルス感染防止のため利用制限について
(1)食器類の貸し出し及び常設テントの貸し出しは引き続き中止します。
(2)活動内容によっては、1組あたりの人数を制限する場合があります。

2021年10月19日火曜日

秋の訪れ

甲山にも秋の気配が感じられるようになりました。

甲山に暮らす生きものたちも、寒くなる前に冬支度をしているようです。

お腹が大きいオオカマキリ


産卵場所を探すハラビロカマキリ
頭を下にしています

ハラビロカマキリの卵
翌朝、雨の当たらない建物の壁に卵を産んでいました
5月には新しい命が生まれます


カブトムシの幼虫はもうこんなに大きくなっています
冬は暖かい落ち葉の下で過ごします


ヒメアカネ(オス)
ヒメアカネは体長28~37mmの小型のアカネ
赤い色がきれいです
今年もたくさん飛んできてくれました

キセルアザミ
キセルアザミは、晩秋を飾る湿原植物です
もうすぐ花も終わりを迎えます

春の訪れを知らせるショウジョウバカマが咲くまで
しばらく静かな湿原になります

2021年10月4日月曜日

施設利用再開のお知らせ

お知らせ

(令和3年 10月1日更新)

   緊急事態宣言解除後の施設利用について

                      緊急事態宣言解除に伴い、甲山自然学習館、甲山キャンプ場、
                               社家郷山キャンプ場の利用を再開致します 。

                     なお、甲山自然の家は、引き続き新型コロナウイルス感染症
                                          拡大防止のため休館と致します。

〇施設の利用制限について
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、
「キャンプ場の日帰り利用」に限り、市内在住で同居のご家族のみを対象
に利用の受付をしています。
上記に該当しない団体等については、ご利用をお断りさせていただきます。
西宮市外在住の方、及び団体でのご利用については、
再開時期は未定となっています。

〇甲山キャンプ場、社家郷山キャンプ場の予約について
令和3年12月28日(火曜日)の利用分まで受け付けております。

〇甲山自然の家の休館期間について 当面の間、休館と致します。 

2021年8月19日木曜日

緊急事態宣言に伴うご案内

 緊急事態宣言発令中の施設の臨時休館について

(令和3年 8月19日更新)


緊急事態宣言の発令期間中は、甲山自然環境センターの全ての施設を臨時休業致します。

  新型コロナウイルスの感染症拡大防止にご理解・ご協力頂きますようお願い致します。

 

【臨時休業する施設】

 甲山自然の家 , 甲山自然学習館 , 甲山キャンプ場,社家郷山キャンプ場


施設の利用制限について

〇甲山キャンプ場、社家郷山キャンプ場の予約について
現在、施設利用の新規受付を行っておりません。
受付の再開については、後日ホームページに掲載します。

〇甲山自然の家の休館期間について            
当面の間、休館と致します。