2013年3月3日日曜日

ミノムシ

葉を失った落葉樹の枝先に、枯葉のくずでカモフラージュし
ぶら下がっているミノムシ。
近頃、あまり見かけなくなりました。
ミノムシとよばれる虫は、ミノガ科というガの仲間で
日本には数十種います。

ミノムシの不思議な生態
 成虫はオスだけ羽をもち、メスは成虫になっても羽をもたず、いもむしのままで、
   ミノから出ないまま交尾し、ミノの中で産卵します。
 
 幼虫は、ミノから身をのりだしてサクラなどの葉を食べ、暖かいフェルトのミノの中で
   越冬します。

 ミノは北風が吹き荒れても枝から離れることはありません。
   ミノを固定する糸の輪は、手ではちぎれないほど丈夫です。