日差しには暖かさを感じますが、まだまだ朝の空気はピンと冷たさを感じます。
そんな寒さの中、卵で越冬をする虫たちがいます。
梅の枝についたオビカレハの卵塊 |
オビカレハという蛾の卵です。卵塊は1センチ程。
名前の語源・・・
その1、成虫の前羽にある帯状の模様から。
その2、産み付けられた卵が和服の帯のように枝を
巻いているから。
このような説があるようです。
裁縫で使う指ぬきのようにも見えますね。
コナラの枝についたヤママユの卵 |
こちらは、ヤママユの卵。直径3ミリ程。
よく見ると、穴が開いているので、もう抜け殻のようです。
春3月頃に新しい命が誕生した後も、このように殻がしっかり残っています。
ヤママユガの成虫 |
厳しい冬を乗り越えるために、虫たちもがんばって冬越しをしています。
そんな様子を探索するのも、冬のたのしみですね。
オビカレハの卵塊とヤママユの卵は、
学習館に展示中です。
オビカレハは3月頃にふ化するので、その頃には
展示ケースの中に入れるか
自然に返すかしてしまいます。
まじかで観察できるのは、今がチャンス!!
ぜひ、学習館に見に来てくださいね。