明日から新学期の子どもたちも多いのではないでしょうか。
夏のあいだ、甲山自然環境センターには、子どもたちといっしょに
たくさんのお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんも遊びに来てくださいました。
疲れを知らない子どもたちと一緒に、
真夏の太陽のした山道を歩き、虫を探し、魚を捕り、
さぞ、お疲れのこととお察しします。
おつかれさまでした。
そこで、今日は、1冊の本をご紹介します。
レイチェル・カーソン 「センス・オブ・ワンダー」です。
レイチェ・ルカーソンといえば、学校の授業で「沈黙の春」について
学習した覚えのある方もあるかもしれません。
彼女はこの本のなかで、
子どもたちの「センス・オブ・ワンダー = 神秘さや不思議さに目を見はる感性」について触れています。
そして、この感性は、「大人になるとやってくる倦怠と幻滅(中略)などに対する、かわらぬ解毒剤になる」のだと言っています。
また、子どもたちがこの感性を新鮮に保ちつづけるために、
「よろこび、感激、神秘などを子どもといっしょに再発見し、感動を分かち合ってくれる大人が、すくなくともひとり、そばにいる必要があります。」
とも、言っています。
暑い夏、甲山で経験したひとときは、私たち大人から子どもたちへの何よりもの贈りものになったのではないでしょうか。
今日で8月も終わり。
おつかれさまでした。
これから、子どもにも大人にもわくわくどきどきの楽しい秋がやってきます。