2015年1月14日水曜日

ある冬の光景

ミノムシ(ミノガ科の蛾の幼虫)
葉っぱも落ちてしまった木の枝にミノムシを見つけました。
子どもの頃、よく目にしたミノムシ。
近頃、あまり見る事が少なくなった気がしませんか?
最近では全国で急速に数が減少しつつあるそうです。特に西日本では、ほとんど見られなくなってしまった地域もあるとか。
減少した原因の一つとして、外来種の寄生バエの個体数増加があげられるそうです。

ミノムシについて調べてみました。
ミノムシのオスには口がなく、みのの中から体を半分くらい出して羽化します。口は退化していて、エサをとることもなく交尾相手のメスを探して飛び回ります。

メスは成虫になっても、羽も足もなく一生をみのの中で過ごします。そしてその体の中には、頭部から腹部にかけて卵がぎっしり入っています。
交尾の際、メスは特有のにおいを出し、オスをよびます。オスはそのにおいに導かれ、みのの末端から腹部を差し込み交尾します。
交尾が終わると、メスはすぐに産卵を始めます。
卵は数千個も産むそうです。
その後、メスはひからびてみのの末端の穴から下に落ちます。

・・・・・飛び回るだけで一生を終えてしまうオスもいるそうです。

ミノムシについて調べていく上で、彼らの必死に生きる姿を知り、私自身もっと毎日を大切に一生懸命に過ごさないといけないなぁと反省しました。
虫から学ぶことって結構あるんですよ。



そしてこんな写真も。
ぽつんと一つだけ木に残された柿。
なんとなく淋しい感じが冬っぽいなぁと感じたので、カメラにおさめてみましたよ。