2013年6月10日月曜日

 大忙し

長く、きびしい冬を耐えたオオスズメバチの女王蜂が巣づくりをはじめました。
育房ははじめ3室くらいつくり、産卵をはじめます。

卵がふ化するまでは、巣材集め、巣づくり、自分自身のエサとり、巣の防衛、巣の保温。
これらを1頭の女王蜂がすべてしなければなりません。

数日後、最初の幼虫がふ化しますが、いよいよ、育児がはじまり、エサを獲得するための
狩りも加わり女王蜂の仕事は急激にふえていきます。

働きバチが誕生してくるまでは、単独ですべてをしなくてはならないため、女王蜂にとっては
もっとも、危険で困難な時期になります。
アシナガバチの巣をみつけ、なかのサナギを
ひっぱりだそうとしています

サナギをひきだしました




肉団子状態にして巣にはこび幼虫のエサにします
自身は幼虫が出す栄養のある透明な液を食事にします。
これは栄養交換と仲間としての絆の確認でもあります。

働きバチの寿命は30日くらいといわれています。

森林総合研究所編スズメバチに刺されないためにをお読みください