この蜂は、スズメバチではなくて、「ナシアシブトハバチ」(梨につく、足が太い、葉っぱを食べる蜂、の意)という種類なんだそうです。後ろ足の太ももの部分が太いことがのが特徴です。
スズメバチそっくりに擬態しています。
このハチの同定には、九州大学大学院の上野高敏先生がご助言くださいました。本当にありがとうございました。
ナシアシブトハバチについては先生から教えていただいた内容になります。
ナシアシブトハバチの幼虫はナシやサクラなどの葉を食べます。蜂の仲間は多様なのですが、原始的なグループは、草食性で植物の葉を食べて育ちます(一般にハバチ類)。他に木を食べるキバチの仲間も原始的な蜂です。
ナシアシブトハバチは日本に広く分布しますが、個体数的にさほど多いものではないそうです。社家郷山にはいたんですね!
幼虫も大きくて、しかもレモン色やオレンジ色をしています。いかにも不味そうな感じのイモムシですよ。
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