2013年2月24日日曜日

ボクトウガ

社家郷山を登山中、コナラの木の根元に、まるでお茶漬け海苔のあられを
まいたかのようなものを発見しました。一粒3mmくらいの粒つぶです。
これはボクトウガの幼虫の木くず糞です。

でもボクトウガの幼虫は木を食べているわけではないようです。
近年発表された論文によると、ボクトウガの幼虫は意図的に樹液を出すために
穿孔した穴の周りをかじっているのです。
そして樹液に集まった弱い小さな虫を捕食しているそうです。
ボクトウガの幼虫は樹液の滲出を促進するので、カブトムシクワガタなども
集まってくるそうです。

ボクトウガの幼虫の英名は「CarpenterWorm」大工さんの虫です。
ピッタリの名前ですね。


コナラとヒイラギの木の根元に注目

薄茶色の粒つぶが木くず糞です