2015年2月27日金曜日

モリアオガエル観察池の堆積物掃除

2月25日(水)、都市型里山ボランティアのみなさまのご協力でモリアオガエル観察池の
清掃を行いました。

まず、池の水をポンプやバケツリレーで汲み出していきます。
その後、泥や落ち葉などの堆積物を運び出します。
作業風景。皆さん、バケツリレーも息がぴったりです!!
池まわりの柵も傷んでおり、こちらは間伐材を使用し柵の補修を行いました。
柵の作成

モリアオガエルの観察池には様々な生き物が暮らしています。
その生きものや、甲山周辺の豊かな自然環境を守るため、
ボランティアのみなさまには日々お力をお貸しいただいております。


ボランティアのみなさま、いつもありがとうございます。



虫の冬越し・・・続き。(その後)

オビカレハの卵塊から早くも幼虫がでてきました。
3月頃に孵化すると言われていますが、室内で飼育していたため、
早く出てきちゃったのでしょうか?
幼虫の大きさは約2mm程です。


幼虫。2mm程の大きさの体には、毛が生えています。
花が咲き終わり(梅、桃、桜等)少し葉が伸び始めた頃に白い糸状の塊で
出来た共同の巣を作ります。


日中はこの中にたくさんの幼虫が身をひそめています。
そして、夜の間に伸び始めた葉を齧ります。

大きくなってくると、拡散し昼間でも行動するようになります。

白い糸状の物で巣を作り、集団生活をする事から天幕毛虫とよばれています。


2015年2月21日土曜日

虫の冬越し

今日の甲山、
日差しには暖かさを感じますが、まだまだ朝の空気はピンと冷たさを感じます。

そんな寒さの中、卵で越冬をする虫たちがいます。




梅の枝についたオビカレハの卵塊

オビカレハという蛾の卵です。卵塊は1センチ程。
名前の語源・・・
  その1、成虫の前羽にある帯状の模様から。
  その2、産み付けられた卵が和服の帯のように枝を
       巻いているから。

このような説があるようです。
裁縫で使う指ぬきのようにも見えますね。





コナラの枝についたヤママユの卵


こちらは、ヤママユの卵。直径3ミリ程。
よく見ると、穴が開いているので、もう抜け殻のようです。
春3月頃に新しい命が誕生した後も、このように殻がしっかり残っています。
ヤママユガの成虫


厳しい冬を乗り越えるために、虫たちもがんばって冬越しをしています。
そんな様子を探索するのも、冬のたのしみですね。


 
オビカレハの卵塊とヤママユの卵は、
学習館に展示中です。
オビカレハは3月頃にふ化するので、その頃には
展示ケースの中に入れるか
自然に返すかしてしまいます。
まじかで観察できるのは、今がチャンス!!
ぜひ、学習館に見に来てくださいね。
              

2015年2月16日月曜日

先週末の活動(エコひろば)

寒さの底も過ぎたかと思える暖かな月曜、甲山では野鳥をはじめ、いろんな生きものが姿を見せてくれます。

 

 

今日は先週末の甲山での活動の様子をお知らせします。

 

 

一昨日の土曜日、エコひろば『社家郷山の生きもの探検隊②~鳥のプチ博士になろう!』を開催いたしました。

 

 

凜と澄み切った気持ちのよい空気の中、約20名の方々がご参加くださいました。



講師の杉田先生のレクチャーのもと、観察開始。




杉田先生のお話

 

双眼鏡の使い方といった基本をはじめ、野鳥の過ごし方や自然とのバランスのお話も交えながら…



早速、皆さん上手に双眼鏡を使い、四季の道を散策しながら観察されました。




参加者の皆さん、とても熱心

 

この日見られたのは、ルリビタキ、シロハラ、ヒヨドリ、ジョウビタキ等々。


 

その他、エナガやキツツキ類の声も聞くことができました。

 

 

参加者の方からは「春になってもっと種類が増えてくるとのことなので、また楽しみに来たいと思います。」等のお声もいただき、充実した催しになりました。


 

                                 

2015年2月14日土曜日

ナラ枯れ対策作業のお知らせ

只今、甲山キャンプ場、社家郷山キャンプ場ではナラ枯れ被害の対策として、樹木の伐採や薬を塗布する等の作業をしております。
薬を塗布している木がありますので、青いテープを貼った木にはお手を触れる事のない様、お気をつけて下さい。
尚、キャンプ場には案内板もございます。

ご迷惑をお掛けしますが、ご理解ご協力の程、よろしくお願いします。

2015年2月12日木曜日

涼やか美人

何が植えてあるかわかりますか?






ヒント


✿夏に白い鳥が羽根を広げたような花が咲く。高さ15~40㎝くらい。花は約3㎝。
✿日当りのよい湿地に生息するが、天然のものは絶滅の危機にある。
✿姫路市の市花。姫路市といえば何?そこから連想する鳥は?




仲良くならんでいます。






正解は「サギソウ」です。

先日、いつもお世話になっている森林ボランティアの方が、植付けの準備をしてくださいました。

さっそく学習館への仲間入りです。



夏には清楚な花が。


サギソウはランの一種。自然のものは減少の一途をたどっているそうですが、そういったことからも湿原を守ることはとても大切なことですね。
先日の落ち葉かきイベントは、こんなに美しい花を守っていくためにかかせないものなんですね。


ちなみにですが・・・
サギソウの花言葉は 繊細 清純 無垢 しんの強さ 神秘 夢でもあなたを想う 発展 ・・・


ひとつでいいからあやかりたいものです・・・







2015年2月10日火曜日

甲山湿原落ち葉かきとやきいも体験!(2月8日)

2月8日(日)に湿原落ち葉かき2回目が行われました。

甲山の9時の気温は5℃、雨も心配されましたが、
昼にはお日様も顔を出してくれて、総勢84名の参加者皆様に
湿原観察園と第4 湿原の落ち葉をきれいにしていただきました。














こんなに落ち葉でいっぱいだった湿原観察園と第4湿原が···















とってもにきれいになりました!!
「湿原の落葉かき」はただのおそうじではないんです。
湿原の落ち葉が栄養になり過ぎないようにすることで、
貴重な湿原の植物を守っています。

今回は小さなお子様もたくさんいらしてくださったんですが、みんな一生懸命頑張ってくださいました!


落ち葉かき作業の様子


本当にありがとうございました!
感謝のきもちでいっぱいです。


そして参加者皆さんには焼き芋も体験していただきました。
この焼き芋、ボランティアさんたちがとっても上手に焼いてくださって、「今まで食べた焼き芋の中で一番おいしい!!」とうれしい感想をいただきましたよ。
親子であつあつ焼き芋をほおばりました。


またこんな感想もいただきました。
「貴重な湿原に入れて、保護活動に参加できて、またすぐ近くに大自然があり、まだまだ知らない西宮がありました。」
「寒いと思ってたくさん着込んできたのに、落ち葉かきに熱中して暑くなり、脱ぐのがたいへんでした。」などなど・・・
たくさんの人が関わってきてくださったおかげで、守られている湿原です。
皆様お花がさいているときにもぜひ遊びにいらしてください!
お待ちしています。




2015年2月4日水曜日

2月2日(月)の出来事。


2月2日(月)。

みやたん・ちぃたんがイベント用の撮影会に来ました。
ご存知の方もいるかとは思いますが、甲山にはみやたんのお家があります。
人気者のみやたんは普段、西宮のいろんな場所を街歩きしています。

みやたんとちぃたん。


みやたんもちぃたんも可愛い♡♡♡

そして、ちぃたんにはサインもいただいちゃいました。ありがとう!ちぃたん。
素敵なイベントになるといいですね。みやたん、ちぃたん!
そして、この日はこんなお客様も。
甲山自然の家の中に、間違って入ってきてしまった鳥さん。
この鳥さんの名前はウグイスと言います。
やかんにとまった所を撮影しました。
羽には埃のようなものがついていますね。
この写真を見て、あれ?この鳥がウグイス?と思った方もいらっしゃるかもしれません。ウグイスは意外と地味な色をしています。
そして、メジロという小さくてきれいな色をした鳥がいるのですが、このメジロのことをウグイスだと思っている方も多いそうです。
メジロ。
目の周りがしろくて、きれいな色をしています。

2015年2月2日月曜日

甲山湿原落ち葉かきとやきいも体験1月31日(土) ご報告

参加者のみなさんとみやたんと落ち葉かきをしました。
しんどかったけど楽しかった。
やきいもがおいしかった。
めずらしいキノコを初めて見た。
春になったら湿原の花を見てみたい。
などたくさんの嬉しい感想をいただきました。
ボランティアの皆様のご協力のおかげと感謝いたしております<m(__)m>

始まりは雪が舞い散り、ちょっと心配でしたが、

みやたんと一緒に生物保護区の中へ入って湿原の落ち葉かきをしていると体もポカポカ

落ち葉を集めて


袋に詰めたたくさんの落ち葉をもって階段を下りるのも一苦労

作業が終わって・・・
みやたんと一緒に記念撮影!!総勢70名です!!!

集めた落ち葉でやきいも~♡

こんな風にたき火をすることも少なくなりました。
たき火、あったか~い。