2015年9月27日日曜日

黄色と黒のしま模様にご注意を。。。



みなさん、山で黄色と黒のしま模様の昆虫を見つけたら気をつけて下さい。。。

それはきっとハチです!
そしてそのハチ、、、こんな大きなハチだったらもっと気をつけて下さい!オオスズメバチといいます。


このハチの名前はオオスズメバチといいます。体長は働きバチで27~37mmで、女王バチで37~44mmにもなります。

 




左がオオスズメバチ、右がキイロスズメバチです。同じスズメバチなのにこんなにも大きさが違います。

   



 
 オオスズメバチは巣を作っている時や、巣を守ろうとするときに警戒心が強くなります。また、強力な毒針を持っています。
この毒針に二度刺されるとショック死する恐れもあります。


こんなに大きな毒針を持っています。


 










このように危険なオオスズメバチ刺されないためには。。。
①巣に刺激をあたえない(野外で茂みに入った時などに知らないうちに巣を刺激し刺されてしまうことがあるので注意してください)
②黒い色はさける(ハチは黒い色を認識するのが得意。白い色はあまり認識できない。香水や整髪料の匂いに敏感。また、ジュースなどの甘味料の匂いにも敏感です。)
ハチを振り払わない(攻撃されたと思って反撃してきます)
④姿勢を低くする(襲われた場合、姿勢を低くすると人を見失い飛び去ることが多いそうです)

もしも刺された場合は。。。。
①指でをつまみ出す(口でを吸い出すのは傷や虫歯があるとが入る危険があるので注意)
で冷やしてのまわりを遅くする。
③早くお医者さんにみてもらう。

夏が過ぎ、秋の爽やかな気候になってきた甲山ですが、スズメバチには十分注意してお楽しみくださいね!


そして、、、今日、甲山でジョロウグモの夫婦を発見しました。



      大きなクモと、小さなクモがいます。
はたしてどちらがオスでどちらがメスなのでしょうか。。。。




実は体の大きな方がメスなんです。
体が大きい方がメスなのは、なんだか驚きですね!

二匹仲良く今晩のご飯が巣にかかるのを待っているようですね!

 

2015年9月24日木曜日

~こんなものみつけたよ!キジ!!~2015シルバーウィーク

雨で人影も少ない本日、
まだかすかな香り、
甲山でもキンモクセイが咲きだしました。
(甲山自然環境センター入り口付近 9/24)

シルバーウィークの連休はたくさんの人でにぎわった
甲山自然環境センター周辺で
こんなものみつけたよ!
ご紹介いたします。

9/20(日) 
チョウの名前をを調べに
甲山自然学習館に立ち寄ってくれた親子に
写真を撮らせてもらいました。

アサギマダラ(タテハチョウ科)
海を渡って旅するチョウ。
春は南方より北上し、秋には南下することが
マーキング調査によりわかっています。
この個体はマーキングされていませんでした。
飛び方が優雅で翅が透けてとても美しいチョウです。










9/20(日)
駐車場にクリの実が
トッ、ポトッと落ちてきます。
秋の味覚のお楽しみ!
クリはブナの仲間です。
ゆでて食べたらおいしかった)^o^(

9/22(火)祝 
キャンプ場利用の方が見つけたヒキガエル。
別名ガマガエル。
「ガマの油売り」のお話に登場します。

9/22(火)祝 
自然の家横で子どもたちが見つけたそうです!!
キジ(キジ科)
こちらは「ももたろう」のお話しに出てきます。
何を食べているのでしょう?きびだんご???

キジは、植物の芽、葉、種子や昆虫、クモ類、
多足類、軟体動物などを食べます。
(日本野鳥生態図鑑 保育社より)


こちらを見ています

 キジを見つけたお友達が「こんなものみつけたよ!』
絵を描いてくれました(*^^)v



9/22(火)祝 最後はミツバアケビ(アケビ科)
パカッわれてちょうど食べごろ。自然の甘みを体感してみる?
甲山周辺のあちらこちらで見かけます。











秋も楽しさいっぱいの甲山自然環境センターで
皆さんもいろんなもの発見してみてください!



2015年9月19日土曜日

ひと夏をのりこえて

朝早くから、まだ人のいない学習館前に静かにたたずむお客さま。




ミヤマアカネ(和名:深山茜)です。


翅にトレードマークの赤褐色のバンドのもようがあります。

おもに北海道から九州に生息すると言われますが、最近ではその生息地の数も減少の一途をたどっているのだとか。兵庫県では六甲山麓やその周辺の花崗岩質で水の流れのあるところに見られます。じつは甲山は県内有数のミヤマアカネスポットなのです。



鮮やかな秋の色です


こちらの美しい茜色は成熟した雄に見られ、秋の深まる9月下旬から10月末、最も美しいと言われます。

この時期だけに見られる、ひと夏を生きぬいた雄トンボの凛々しい姿に目を奪われ、時が止まったようでした。


                                  (参考文献:近畿のトンボ図鑑 いかだ社)

2015年9月16日水曜日

今はもう秋?

2日間、晴天のあと、本日は雨が降りました。

先日より、大雨による災害や、阿蘇山の噴火など

自然の力が猛威をふるっています。

備えは大切なことですが、

みずから、その時、の判断力を養っておくことが、

大事なことだと改めて考えました。


さて秋を迎えた、湿原の様子は…

「秋の七草」のひとつ、ふたつ


キキョウ
オミナエシ
ススキにきれいな雨粒


「秋の七草」は
オミナエシ・ススキ・キキョウ・ナデシコ・
フジバカマ・クズ・ハギの七種です。
「おすきなふくは?」と覚えると便利です。




他には
サワヒヨドリ
ヌマガヤ
雨上がりの湿原は、静かでわずかに流れる
水音に耳を澄まします




ワレモコウ



















気持ちの良い、秋の甲山 
秋色を探しながら
歩くのに最適な季節です。

2015年9月11日金曜日

朝日にかがやいて

久しぶりにお日様が顔をのぞかせてくれた朝でした。
まだ雨のしずくの残る林のなかで
朝日に照らされて、生きものたちが、
いきいきとした表情を見せてくれました。


ルリタテハ

ルリタテハです。
樹液のあさごはんでしょうか。


この頃、動きが活発になってきたオオスズメバチも
晴れた日の朝は何やら忙しそうです。
オオスズメバチ


 上の2匹がけんかしているのを、
1匹がおろおろとして止めに入っているようですよ。
「せっかく晴れたんだから、仲よくしてくれよ~。」


ニホントカゲ

まだ若いニホントカゲ。
青いしっぽがぴかぴかです。

ヤマナメクジ









ヤマナメクジものんびり。

いろいろな生きものがかがやいている
雨上がりの甲山です。




2015年9月9日水曜日

チョッキリ虫?とまたまた珍しいチョウ

冷たい雨の朝はコオロギなどの虫の音だけが聞こえます。
午前中に雨が上がるとメジロやエナガがさえずる声、そして残りわずかになったツクツクボウシの鳴き声が聞こえてきました。他のセミの声は聞かなくなりました。
そんな季節、

山道で葉っぱのついたドングリが落ちています。
毎年、8月の終わりごろから見かけます。そして今年も、、、
このドングリはコナラです。
丸い小さな穴は産卵痕。
穴の奥には小さな卵が一つ入っています。
誰の卵でしょう???


お母さんはこのハイイロチョッキリ!
大きさは1㎝くらい。
ドングリに卵を産んで、
枝を切り落とすのは大変な労力でしょうね。

 この辺りではあまり見かけないチョウ。
翅がボロボロです。
精いっぱい生き抜いた感じがします。

タテハチョウのなかま
スミナガシ
2015.9.7自然の家前


2015年9月8日火曜日

また会えるかな・・・カラスアゲハ

今日は、朝からしとしとと雨の降り続く甲山です。
そんな中、とっても素敵な出会いがありましたよ。

カラスアゲハです。

羽を広げると、青緑に光ってとってもきれい!













雨の中、ひらひら、ひらひらと私の近くを舞っては、
地面に降りて、口からストロー(口吻:こうふん といいます)をのばし
しきりに、水を吸っているようでした。

ため息が出るほど美しい













あまりの美しさに、
わんちゃんとお散歩中のひと
キャンプに来ていた家族連れ
事務用品の配達に来たお兄さん
みな、立ち止まってみとれていました。

カラスアゲハは3時間ほど、学習館のまわりを飛んで
私たちを楽しませてくれました。

しかし、きれいなものは、もっともっとそばで見てみたくなるというもの。
網を持ち出し、そーっと近づくと・・・
遠くへ飛んで行ってしまい、もう帰ってきてはくれませんでした。

「欲深いヤツじゃ」
神様に呆れられてしまったのかもしれません。

また会えるといいな。


2015年9月5日土曜日

脱皮

今日の甲山は、秋らしいいいお天気に恵まれました。

いつものようにスジエビくんのお世話をしようとすると水槽の中に

透き通ったエビ???





いえいえこれはスジエビくんの脱皮した抜け殻です。

ひげや足まできれいに残っていますね!






本物のすばしこいスジエビくんは
こんな感じ!