2014年8月28日木曜日

雨上がりのキノコたち


ツユクサが雨にぬれて、鮮やかな青色を見せてくれています。
 

クリは緑色のイガをつけ、アケビの実も大きくなってきました。














雨上がり、林の中に色とりどりのキノコが顔を出していましたよ!




 
 

2014年8月23日土曜日

秋の気配


八月は、雨が多く、夏らしい夏ではなかったように思います。
でも
この時期、枝つきの緑色のドングリが落ちているのを見かけると
確実に秋の気配がやってきているのを感じます。
さて、この枝を落としたのは、誰でしょう?

秋の初めに現れる、ハイイロチョッキリのしわざです。


ハイイロチョッキリがかみ落とした
枝つきのドングリ




母虫は長い口を使ってハカマのところに穴をあけ
ドングリの中に卵を産みこみます。
産卵後、母虫はドングリを枝ごと切り落とします。
地面に落ちたドングリの中で幼虫は育ち、
やがて地中に潜って
さなぎとなります。

 
 
ハイイロチョッキリは
こんな姿。
長いくちの先は、ハサミのようになっています。
枝をきり落とすには、
一晩もかかるそうです。
おかあさん虫は、がんばります。

 
 
 
 





めずらしいカタツムリがお目見えです。
      オオケマイマイ

殻の周りに毛のようなものがあります


横から見ると
平べったい傘型のかたちです。



大きさは2センチほど。
一般に見られるクチベニマイマイよりちいさめです。

2014年8月20日水曜日

フキバッタの交尾

学習館の窓ガラスにフキバッタの仲間、2匹がとまっていました。

 交尾中です。
フキバッタの仲間はイナゴ科のバッタで、
羽がとっても小さいのがわかりますね。
 
風にあおられて落っこちてしまったのか、
階段を大急ぎで歩いていたのはこちら・・・
 
 
 コスズメの幼虫です。
黄白色の中に青色の斑紋(はんもん)がはいった
目のような模様があるのが特徴です。
 
スズメガ科の幼虫は
基本的に写真のような尖った尾角をもっていますよ。
 
 

2014年8月14日木曜日

美しいタマムシ

台風11号が先日、兵庫県に10年ぶりに上陸して

ここ西宮市も雨、風が吹き荒れ、

甲山周辺も

あちこちに爪痕が残っています。

通れない道もありますので、情報を取り入れて、

危険のないように

こちらにお越しください。


そんな台風一過のあと、タマムシを見つけました。

エノキのはっぱが好物です

体の緑色に赤いの筋で、金属光沢があるため、宝石のように

美しい虫ということで、“玉虫”(タマムシ)とつけられたらしい。

玉は宝石、宝玉の意味でまるい形をしているわけではない。



奈良の法隆寺にはタマムシの前羽をはりつめた

国宝の厨子(仏像やお経の巻物をいれる物入れ)があり、

4542ひきのタマムシの羽が使われたと推定される。
             
             『名前といわれ 昆虫図鑑』 偕成社より



お腹の面もキラキラ











2014年8月7日木曜日

自然の家に迷い込んだお客様

ギーッチョと大きな鳴き声が聞こえたので、姿をさがすと・・・


大きさは4センチくらい、オスのキリギリスです。

キリギリス、おとなしく草をかじっているだけかと思いきや、
肉食性が強く、雑食性とのこと、
思いがけないほど強いあごを持っています。


黒いぎざぎざのあるアゴでがっちりかんでいます


だからキリギリスのいる虫かごに、油断して手を入れると、
いたた!!
かまれるととっても痛いので、気を付けてくださいね。

学習館の近くでミズヒキが咲きはじめました。




この小さく可憐な花が上から見ると赤く、
下から見ると白いため、
祝儀袋(しゅうぎぶくろ)の
紅白の水引(みずひき)を連想させるので、
ミズヒキと名付けられたそうですよ。