2016年10月31日月曜日

私はここにいます!

 

学習館のカラスアゲハ幼虫です。





 
 

きれいなグリーン。

 

 
 

かわいいお顔。

 


 
 

 

キュートな脚。

 

 

最近はじっとしていることも多く、そろそろ蛹(さなぎ)になるのかなという気配です。

 

 

蛹の姿、蝶になったときの美しい姿をぜひみなさんにも見てもらいたいです。

 
 

・・・と思っていた次の日の朝

 

 

カラスアゲハの入っていたケースをのぞいてみますと・・・

 
 

あれ?いない!どこにもいない!

 

 

ケースのふたの閉め方が不十分だったらしく逃がしてしまったようです。

 

 

本棚とか机の下とかいろんなところを探し回ってみたのですが、

どこにも見当りません。

 

 

学習館のどこかで無事にいてくれることを願っていました。

 
 

そして10日ほどすぎたころでしょうか・・・

 

 
 
 
  

なんだあれは!見覚えのあるグリーン!

 

思わず駆け寄って見てみると・・・

 


 
 

無事だった!よかったー!蛹になってる!

 

グリーンがあのときよりまぶしく見えます!

 
 

蛹になるための居心地のいい場所を探しに

旅にでていたのですね。おかえりなさい。

 
 

美しい蝶の姿が見られることを心から願っています。

 
 

2016年10月21日金曜日

油のようなもの

ここ数日、天気もよく暑い日が続いていていましたが、
今日は曇り空、涼しい秋の風が吹いている甲山です。


甲山自然の家の東側には、「第4湿原」と呼んでいる湿原が広がっています。
湿原の保護のため、中に入ることはできませんが、
周囲のフェンス沿いからもいろいろな秋の花を観察することができます。



ところが、足元をみると
湿原から流れてくる水がたまっているところがこんなふうに・・・。


ハイキング道にころがる石が錆びたように赤茶けていて、
ヘドロのようなものがモワモワッと付いています。
さらに、水面には油のようなものも浮いています。

誰かが機械油でも流したのでしょうか。
せっかくのかわいい花たちがかわいそう。けしからん!

いえいえ、ご心配なく。

これは、機械油などではありません。

臭いをかいでみると・・・、くさくない。
触ってみると・・・、膜が割れましたよ。



これは、湿原の水に溶けている鉄分が酸化して、石が赤褐色になっていると言われています。
そして、また、「鉄バクテリア」という微生物が酸化した鉄の膜や沈殿物をつくり
それが油やヘドロのように見えるというわけです。

きれいな湿原の風景の近くに、一見残念な水たまりには見えますが、
これも自然の現象なんですね。

私たち人間の「きれい」「かわいい」だけではかってはいけないんだなぁ
と、あらためて気づかされます。



2016年10月11日火曜日

旅の季節


気温も下がり、旅に出たい気分。
 
飛行機の予約なんて気にせず、
自分で飛べたら最高の気分でしょうね。
 
湿原に現れたのは
 
イシガケチョウ
 

オフホワイトのベースに
モダンな幾何学模様。
 
昆虫たちの模様や機能は
人間界のファッションにも取り入れられてます。


 
いろんな気づきをくれる存在です。

2016年10月10日月曜日

いいおてんき!

今日は「体育の日」。

とってもいいお天気に恵まれました。

朝9時の気温は18度と肌寒さを感じるほどですが、絶好のお散歩日和です。

今朝の甲山湿原観察園のお花をご紹介!


オケラがきれいに咲いていました
お花を包む包葉がトゲトゲした面白い形です


キセルアザミ
花が終わると上を向いちゃいます

ワレモコウは終わりかけ
数が少なくても鮮やかなキキョウ











2016年10月1日土曜日

顔を出したキノコたち

近頃 台風の到来や、秋雨前線の影響でしょうか
雨が多く、ジメジメの毎日です。
そのジメジメが大好きな・・・
そうキノコたちです。
学習館周辺でも、あっという間にいろいろなキノコが顔を出します。


まっしろなキノコや


なかよくかたまって

ソライロタケ
こんな空の色の秋晴れが
まちどおしいな。

 
トトロの世界
ドングリのトトロと殻斗のイモムシ
ちょっと遊んでみました。
 
 
でもこんな危険なキノコもあります。
猛毒!!
決して触らないように
カエンタケ