2013年4月18日木曜日

社家郷山の昆虫(ハチの擬態)

甲山や社家郷山では、暖かくなってきて、昆虫が多く見られるようになってきました。


サシガメとワラビ
 
特にクマバチやミツバチなどハチたちが活発に飛んでいるのが観察できました。

キアシナガバチ


右の写真はキアシナガバチです。こちらはのんびり苔の上で休んでいました。


さてみなさん、これからご紹介するスズメバチそっくりのハチがなんだかおわかりになるでしょうか?

この蜂は、スズメバチではなくてナシアシブトハバチ」(梨につく、足が太い、葉っぱを食べる蜂、の意)という種類なんだそうです。後ろ足の太ももの部分が太いことがのが特徴です。
スズメバチそっくりに擬態しています。

このハチの同定には、九州大学大学院の上野高敏先生がご助言くださいました。本当にありがとうございました。
ナシアシブトハバチについては先生から教えていただいた内容になります。

ナシアシブトハバチの幼虫はナシやサクラなどの葉を食べます。蜂の仲間は多様なのですが、原始的なグループは、草食性で植物の葉を食べて育ちます(一般にハバチ類)。他に木を食べるキバチの仲間も原始的な蜂です。


ナシアシブトハバチは日本に広く分布しますが、個体数的にさほど多いものではないそうです。社家郷山にはいたんですね!


幼虫も大きくて、しかもレモン色やオレンジ色をしています。いかにも不味そうな感じのイモムシですよ。

顔もスズメバチそっくりです


フトモモが太くて腰がくびれていません


2013年4月16日火曜日

学習館ちかくで

学習館の北側に、今年もシャガがきれいに
花を咲かせています。
 
もともとは中国から渡来してきた種なので
山奥にはなく、農家の裏山や人里近い沢などでみかけます。

短命な花ですが、つぎつぎと咲かせるのでたのしみです。
 


きれいな淡い紫色の花は
朝開いて夕方にはしぼんでしまいます。
果実はできず
根茎をのばしてふえます。



 

西宮インターネットテレビ

甲山や西宮の自然がインターネット動画でみられます。
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2013年4月5日金曜日

コバノミツバツツジがきれいです

甲山自然環境センター内のとっておきの場所
第一湿原の周囲を歩く小径です。
この時期、コバノミツバツツジが咲き競い、あたかも
花の中を歩いているような感覚になります。

森林・湿原サポーター養成講座が始まります

詳しくはこちらをご覧ください
甲山のフィールドで植物の学習

講義のようす

2013年4月3日水曜日

植樹を待つ苗木たち



3月の下旬より学習館で、苗木の世話をしています。
クヌギ、コナラ、アベマキ いずれもいわゆる
ドングリのなる木です。
春の陽気とともに、芽吹きがはじまりました。
甲山の森林を豊かにしてくれる木々です。
何年か後にはたくさんのドングリをつけてくれることを願って。
 
 
 


アベマキ
丸いドングリがなる
樹皮はコルクの代用に

コナラ
小型のほっそりとしたドングリがなる
シイタケ栽培用のほだ木に利用される
クヌギ
丸く大きなドングリがなる
カブトムシのよく集まる木