2013年9月28日土曜日

湿原の花

朝晩の気温が下がり、甲山も秋めいてきました。
甲山自然環境センター内の湿原観察園で、
今見ることができる花を紹介いたします。 



キセルアザミ
今見ごろを迎えています。管状花が集まって一つの花に見えています。
うつむいて咲き、花が終わるとこのように上向いてきます。

 

サワギキョウ
紫がひときわ目立ちます。
見られるのもあと少しでしょうか。


サワヒヨドリ
ほのかに良い香りがします。







2013年9月27日金曜日

第四湿原上部のセイタカアワダチソウ

湿原周辺の整備の結果、日当たりがよくなり、いろいろな植物が見られるようになりましたが、
中には、歓迎しない植物もあります。
セイタカアワダチソウも、そのひとつです。
北アメリカ原産の多年草(キク科)

先日のksc(甲山自然環境サポート倶楽部)活動日に除草をしました。
荒地に群生する帰化植物の代表格

一時は花粉症の原因として誤って伝えられ
マイナスイメージを植えつけられました。


作業のようす。セイタカアワダチソウは他の植物の生育を妨げる
物質を発し荒地を制覇します。

この作用はアレロパシー(他感作用)とよばれるが増えすぎると自分の出した毒に中毒を起こして群落が衰えます。

引き抜いて集積しました。
アレロパシー効果はひとつの種が単独で栄えることができないという生物界の掟を目の当たりにするケースです


参考図書:いがりまさし著「野草のおぼえ方」小学館刊

2013年9月12日木曜日

甲山湿原観察園の整備


甲山自然環境センターで実施している「森林・湿原サポーター養成講座」の修了者が活動する
ksc(甲山自然環境サポート倶楽部)が湿原観察園の整備をしました。

秋雨前線の影響で雨が多い秋のはじまりですが、活動日は真夏が帰ってきたような気温の高い日でした。

湿原観察園では、サワヒヨドリ・ミズギボウシ・サワギキョウ・サワシロギクなどが咲いています。
これからは、スイラン・ウメバチソウの花が見れます。
通路や湿原のササなどを取り除き、観察しやすくなりました。
甲山に来られたときはぜひ、観察園にも足を伸ばしてください。
作業前の様子です

作業後 こんなにきれいになりました。

カマ・剪定はさみ・刈り込みはさみを使って
ていねいに刈り取りました


観察園 法面の作業前です

ササの除去にはササが元気なこの時期に刈り取るのが
効果的だそうです。

園内の東屋です。

ボランティア「ksc」の昼食風景です。
気温は高かったが日陰に風がとおり気持ちよい休憩時間です






2013年9月6日金曜日

きのこ展 開催のお知らせ

西宮市きのこクラブOB会が、きのこ展を開催します。
甲山で採取・撮影した写真なども多数、展示されます。
ぜひ、足をお運びください。