2015年1月30日金曜日

冬のたのしみ

暦によると、大寒(1/20頃)から15日後にはもう立春。
暦の上では、春はすぐそこ・・・とのことですが。
なかなか実際は、この時期がいちばん厳しい寒さです。

森の色も乏しいこのころですが、控えめながら美しい
黄色で目を楽しませてくれる、ロウバイ。
今年も、センターに届きました。ありがとうございます。


学習館に入ると、甘い良い香りが漂っています。
 

よく見てみると、花が少しちがいます。


ソシンロウバイ
花は中心まで黄色


マンゲツロウバイ
中心の色は、紫褐色



冬ならではのこんな顔も・・
アジサイの葉痕(葉の落ちた痕)
何に見えますか?
私は今年の干支ひつじの顔にみえましたが。
 

厳しい寒さの中、木々たちは寒さに耐えながら
春の準備をしています。

そんな冬芽をさがしてみました。
もこもこ毛でおおわれていたり、
ベタベタしていたり、
丸かったり、尖っていたり、
花の芽だったり、葉の芽だったり、
個性豊かな冬芽たちです。



ヤシャブシ
ソメイヨシノ
コブシ
アラカシ





 





2015年1月25日日曜日

冬の森で

冬の森を歩いてみましょう。




川のせせらぎ
葉を落とした木々の枝をゆらす風の音
野鳥たちのおしゃべり

冬の森は、とってもにぎやかです。

かわいいね。(ヤブコウジ)









ぼこぼこだ!(イノシシのしわざ)
もふもふだね。(コブシの冬芽)












お花みたい。(カワラタケ)
はじめは、名前がわからなくってもだいじょうぶ。
                         
きれいだね。
なんだろう。
ぎゃっ!
気持ちいいねえ~。

そんな、うきうき、どきどきな気持ちを
家族や友だち、それにだいすきな誰かと冬の森で感じあえたら
なんて素敵でしょう!

そして、ちょっと歩きつかれたら
自然学習館をのぞいてみてくださいね。
私たちスタッフに、そんなわくわくなできごとをお話していただけたらなと
思っています。



2015年1月23日金曜日

自然界の織姫

冬の森の中では、思わぬ宝物に出くわすことがあります。
これはなんだかわかりますか?

淡い緑色の糸でくるまれています。
自然調査活動に参加のボランティアさんが見つけて、写真を撮ってきて下さいました。

見るからに何かの繭なのですが・・・

ガイドブックを見てみますと、どうやらヤママユのようです。
クヌギやコナラなどの葉をつむいで、自分の体をぐるぐる巻きにしています。

ヤママユからとれる糸は、緑の光沢の美しさ、そしてその希少さから繊維のダイヤモンドとも呼ばれているそうです。

甲山には冬にしか見つけられない宝物がまだまだたくさんかくれています。ぜひ見つけに来てください!


2015年1月19日月曜日

 新年ボランティア交流もちつき大会

1月17日

阪神淡路大震災から20年のこの日
LEAF山のボランティア総勢60名の皆さんが甲山キャンプ場中央サイトに集まって、日頃の活動への感謝と、今年1年の活動が円滑にケガなく、おこなわれますようにと、餅つき大会をおこないました。

震災20年忘れることなく黙祷でスタート




まずは、火おこし、臼と杵の用意、セイロでもち米を蒸す、
雑煮の準備、等手際よく 進みます。
もちをつく方、手水をする人
呼吸をあわせて、甲山産もち米を使ったお餅が
スムーズにつき上がりました。

あ、うんの呼吸

子ども達も体験
でき上がりまでもう少し

もち丸めも手際よく、大根おろし・あんこ・青のり・エビいりなど種類も豊富な種類で楽しみです。
ベテラン、新しい方々が、力を合わせて、交流できたことが、今後の甲山での活動への活力なりますように!!



春を待つルリビタキ
甲山では27年度農業塾の募集も始まっています。
応募をお待ちしています。

2015年1月16日金曜日

雉始雊(きじはじめてなく)

雉始雊(キジはじめてなく)

七十二候の一つで二十四節気の小寒の末候にあたり、1月15日から1月19日ごろに相当する。「雄のキジが鳴きはじめる」ころという意味だそうです。

キジの声???どんな声?
思われた方、甲山自然学習館には「声が聞こえる!野鳥図鑑」(文一総合出版発行)があります。専用のサウンドリーダーという機械を使うと野鳥の声が楽しめます。スタッフにお声かけ下さい。

他にも野鳥の本を各種取り揃えておりますので、館内にてゆっくりご覧ください。


また、甲山自然環境センターでは2月14日(土)10:00~12:00 社家郷山キャンプ場にて「社家郷山の生きもの探検隊②~鳥のプチ博士になろう!を開催いたします。詳細については、甲山自然環境センターだより2015/1.2.3 No.28またはブログ内の参加者募集中をご覧ください。





2015年1月14日水曜日

ある冬の光景

ミノムシ(ミノガ科の蛾の幼虫)
葉っぱも落ちてしまった木の枝にミノムシを見つけました。
子どもの頃、よく目にしたミノムシ。
近頃、あまり見る事が少なくなった気がしませんか?
最近では全国で急速に数が減少しつつあるそうです。特に西日本では、ほとんど見られなくなってしまった地域もあるとか。
減少した原因の一つとして、外来種の寄生バエの個体数増加があげられるそうです。

ミノムシについて調べてみました。
ミノムシのオスには口がなく、みのの中から体を半分くらい出して羽化します。口は退化していて、エサをとることもなく交尾相手のメスを探して飛び回ります。

メスは成虫になっても、羽も足もなく一生をみのの中で過ごします。そしてその体の中には、頭部から腹部にかけて卵がぎっしり入っています。
交尾の際、メスは特有のにおいを出し、オスをよびます。オスはそのにおいに導かれ、みのの末端から腹部を差し込み交尾します。
交尾が終わると、メスはすぐに産卵を始めます。
卵は数千個も産むそうです。
その後、メスはひからびてみのの末端の穴から下に落ちます。

・・・・・飛び回るだけで一生を終えてしまうオスもいるそうです。

ミノムシについて調べていく上で、彼らの必死に生きる姿を知り、私自身もっと毎日を大切に一生懸命に過ごさないといけないなぁと反省しました。
虫から学ぶことって結構あるんですよ。



そしてこんな写真も。
ぽつんと一つだけ木に残された柿。
なんとなく淋しい感じが冬っぽいなぁと感じたので、カメラにおさめてみましたよ。





2015年1月5日月曜日

2015年もよろしくお願いいたします。

あけましておめでとうございます!




こちらは、ボランティアさんが作ってくださった羊のクラフトです。
 
 

年末年始は厳しい寒さで、甲山もうっすらと雪化粧しましたが、皆さまいかがお過ごしでしたか?

 

甲山自然学習館も昨日4日より、通常どおり開館しております。


本日は朝からよく晴れ、気温も最高11℃と比較的暖かな一日となりました。

 

早速、ボランティアの方々や山歩きを楽しまれる方々が、お元気に清々しいお顔を見せてくださいました。


 

甲山第4湿原と東方向(北摂方面)の様子



秋のような彩りはありませんが、澄んだ空気の中、野鳥の声が聞こえてきます。

皆さまのご来館をお待ちしています。


 

2015年も甲山自然学習館ブログを、どうぞよろしくお願いいたします。