2025年4月17日木曜日

甲山自然学習館のご案内







こちらはイチモンジカメノコハムシ。


ムラサキシキブの葉についていました。


ハムシですが、名の通りカメの甲羅をつけているように見えます。







暖かくなってから成長がめざましいカラスノエンドウ。


これからどんどん伸びていきます。



🐞   🐞   🐞



春が始まってから甲山周辺を訪れるハイカーさんも増えてきました。


近くにお越しの際はぜひ学習館にお立ち寄りくださいませ。







甲山自然学習館では、甲山周辺の生き物に関する展示や


書籍をいろいろと揃えております。







ノコギリクワガタの成虫や幼虫も見て楽しめます。







仁川に生息する魚 ヨシノボリや







貫禄のあるドンコにも出会えますよ。







生き物の他にも、クイズなどの楽しい展示や







自然に関する本も閲覧できます。図鑑も絵本もありますよ。


甲山登山後、少し休憩するのにもご利用くださいませ。


(館内の飲食はご遠慮いただいております。)


ぜひお待ちしております。


✦   ✦   ✦


開館時間  午前9:00~午後5:00(休館日は12/29~1/3)


駐車場はありませんので了承ください。


 

2025年4月10日木曜日

春の花 続きます。 

 


満開だった桜が、今日の風で桜吹雪となっています。


ひらひらと舞って美しいですよ。春の花は他にもいろいろ咲いています。




学習館の近くでスミレがたくさん咲いています。


小さな花でかわいいですが、群生すると見事です。





コバノミツバツツジは今が見頃。色が鮮やかです。




こちらはなんの花でしょうか?


冬に赤い実をつけるサルトリイバラの花です。



こちらはグミの花。白くて小さな花です。





湿原観察園で咲いているのはショウジョウバカマ。





日々成長中の虫をご紹介。こちらはミノウスバの幼虫です。


モリモリ食べていますね。日ごとに大きくなっています。



2025年4月3日木曜日

桜便り

 





甲山登山口の桜がきれいです🌸







今、見頃です。







隣の桜は違う品種のようです。


花びらがフリルのように波打っています。







西宮生まれの桜 「夙川舞桜」


ピンク色から白色に変わっていくそうです。







こちらの桜の花びらは丸いですね。色も白いです。







「西宮権現平桜」という桜です。


いずれも学習館の近くで咲いていますよ。







足元にはスミレも咲いています。







コバノミツバツツジもきれいです!


今年は咲き始めが遅いように感じましたが、とても鮮やかな色です。


春の始まりはたくさんの花が楽しめるいい時期ですね。



2025年3月27日木曜日

春が来た!

 





桜が咲き始めました!甲山登山口の桜です🌸







野花も咲き始めました。ホトケノザ。







可憐な花。コハコベ。







パステルブルーがかわいいキュウリグサ。







葉も茎もふわふわの毛で覆われています。オランダミミナグサ。







何度踏まれてもたくましく花を咲かせました。とても背の低いタンポポ。







ミノウスバもどんどん卵からかえっています。







花や虫ばかりではなく、カエルにも出会えました。


こちらは先日、モリアオガエルの池をかいぼりしたときに出現したウシガエルです。


14匹も出てきました。


花、虫、いろいろな生き物に出会えると春が来たなと実感しますね。



2025年3月13日木曜日

春の訪れで生き物が動き出しています。






学習館のノコギリクワガタ。


冬の間は土の中でじっとしていましたが、今日は久しぶりに樹液ゼリーを堪能しています。







ヤマタカマイマイもよく動いています。







外では虫がいるかな?


木札をめくるとクロテンフユシャクがいました。






 ミノウスバの幼虫たち。卵から出たところのようです。


これから葉っぱをいっぱい食べて大きくなってね。



2025年3月6日木曜日

擬態名人

 


啓蟄を迎えました。陽射しが暖かくなるにつれ、季節の移ろいを感じますね。


でも、まだまだ寒い日もあります。少し前も、冷たい風の吹く日がありました。


窓をふと見ると網戸に引っかかっている枯れ葉を発見。






強い風にあおられ、パタパタとはためいている枯れ葉を取り除こうと近づくと・・・


枯れ葉ではなかったのです🍂











アケビコノハです!翅が枯れ葉にそっくり!






アケビコノハは成虫越冬ですが、


まだ寒い時期に、人の目につく場所にいるのは珍しいかもしれません。







こちらも成虫越冬の仲間です。


右 フタモンウバタマコメツキ (枯れた松の樹皮の下で発見)


左 アオマダラタマムシ (ソヨゴの枯れ木の材の中で発見)


樹皮や枯れ木の下で越冬していた虫たちも


春に気づいてそろそろ出てくる頃でしょうか。


これからいろんな虫に出会えそうです。楽しみですね。



2025年2月27日木曜日

スズメバチの巣 解体してみました。




今日は、甲山の近くで見つかったスズメバチの巣の解体の様子をご覧いただきます。


来館者さまのご協力をいただきました。







見るからに大きいスズメバチの巣。直径は45㎝ほど。







重さをはかってみましょう。なんと2㎏!







開けてみました。白い蛹が見えています。


蜂もいますね。キイロスズメバチのようです。







断面のようす。8層になっていました。


すごい部屋数です。







 巣の中の蜂たちを取り出してみました。女王蜂はいなかったようです。


働きバチの中には生きているものもいました。


越冬するのは珍しいようです。貴重な体験でしたね。



2025年2月20日木曜日

野の花 育っています

 


毎日厳しい寒さが続きますね。


冷たい風が吹くと、一層寒さが身にしみます。


冬の終わりの時期、野花は春へ向けて準備をしているようです。






こちらはヨモギ。芽生えてすぐはシルバーがかっています。


葉も柔らかいです。春の新芽を使ったよもぎ餅は香り豊かですね。








こちらは何でしょうか。少し花の色が見えていますね。








答えはホトケノザです。


葉っぱが仏様の座られる仏座の蓮華座に似ていますね。







こちらは何でしょうか。


つるのようなものが出ています。







答えはカラスノエンドウです。


大きくなると葉がしっかりしていますね。







こちらは何でしょうか。


葉っぱが毛で覆われてふわふわしていますね。




 



答えはオランダミミナグサです。



欧州原産で、「ミミ」は動物の「耳」、「ナ」は食べられる「菜」という意味だそうです。



暖かい春が待ち遠しいですね。




(参考文献:野草の名前(春) 山と渓谷社)